石槌山系のシカ問題を考えるシンポジウム

11月9日(土)13時~、被害が拡大しつつある四国・石槌山系のシカ問題を考えるシンポジウムが開催される。会場は四国森林管理局(高知県高知市)。

「四国山地・石槌山系におけるシカの進出と被害状況」と題し、牧野植物園植物研究課の藤井聖子氏ら3氏からの報告を受け、現状を確認し、今後を検討する。

「激減した東赤石山周辺の希少植物たち」
(県立牧野植物園 藤井聖子氏)

「石鎚山系の森林の歴史とシカの現状」
(西条自然学校理事長 山本貴仁氏)

「石鎚山系におけるシカの被害と今後の課題」
(高知大学准教授 比嘉基紀氏)

四国山地東部の剣山山系では、20年ほど前からシカが増加し、土壌侵食・土砂流出が深刻化してきた。近年、中央部の石槌山系へのシカの進出が顕著になり、高山植物の被害が見られるようになってきているという。今後の対策に向けて共通認識を深めるのが狙いとなる。

主催は高知県みどりの環境会議。申し込みは電話にて。ZOOMでの参加も受け付けている。

※写真出典 四国森林管理局Webサイト