「藤巻百貨店」(運営会社:caramo 本社:東京都渋⾕区)は、宮城県気仙沼市の「オイカワデニム」が開発した新素材「DEER HAIRデニム」のジーンズを、2024年12月27日より数量限定で先行発売している。
素材は廃材となる「シカの毛」を活用し、東北大学との共同研究により開発したもので、天然の温度調整機能を活かしつつシルエット、穿き心地にもこだわった一品だ。鹿の毛を活用することで、命を無駄にしないサステナブルなデニム作りを目指している。
オイカワデニムは、2011年の東日本大震災で被災したことをきっかけに、未来に向かって自分たちの技術を使うための海・陸・山の3部作からなる「廃材再利用プロジェクト」を開始。2015年にメカジキの角を利用した「メカジキデニム」を発表し話題を読んだ。
藤巻百貨店とオイカワデニムの「DEER HAIRデニム」の取り組みはこれが2回目。2021年にも購入型クラウドファンディングサイト「STUNNING JAPAN」で、“DEER HAIR スタジャン”のプロジェクトを実施し、達成している。DEER HAIR スタジャンは大きな話題を呼び、取材も殺到したという。
鹿の毛は気泡を含む中空構造で、軽く、保温効果が高いうえ、透湿機能もあるという。鹿の毛を軸に、ウール、再生ナイロンを巻き付ける三層構造の繊維のため、見た目は普通のデニムと変わりはなく、鹿毛の機能も保持されるという。革の利用は盛んだが、毛の利用はなかなかない。ジビエファン、狩猟ファンならひとつは持っておきたいアイテムだ。
【新開発!】SDGsに貢献する新素材!「DEER HAIRデニム」を藤巻百貨店にて先行販売スタート!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000271.000005826.html