諏訪ジビエのパンフ発行

長野県諏訪地域振興局が、諏訪地方の信州ジビエを紹介するパンフレット『Suwa Style ~諏訪とジビエのおいしい関係~』を発行した。同局サイトからPDFでダウンロードできる。

諏訪地域は、諏訪大社の「鹿食免」(シカを食べることを許す許状)が有名で、八ヶ岳山麓は古くからシカが多く、「シカの故郷」と呼ばれることもある。

諏訪の奥座敷、蓼科にある「オーベルジュ・エスポワール」のオーナーシェフ、藤木徳彦氏は、現在のジビエ隆盛の基礎を築いた人物で、現在は日本ジビエ振興協会の代表理事も務める。オーベルジュはジビエ料理がメインで、アミューズからデセールまで一切がジビエというコースもあるほど。どっしりとしたジビエ料理は王道にして革新的でもある。

パンフレットではそうした諏訪地方のジビエの背景を紹介するとともに、ジビエを扱う料理店を紹介。また、地域のビールやお酒なども掲載し、合わせていただくことを推奨している。獣もその地の水=マザーウォーターを飲んで育つのだから、その地の野菜、酒と合うことは言うまでもない。

筆者の個人的意見としては、掲載店舗のチェルビアットはお勧め。長野県特産の漬物をピクルスのように使った非常にエキセントリックなジビエ料理で新鮮かつ美味。鹿肉の味の出し方も過不足なく、バランスが良い。もちろんその他のお店も要チェックだ。

諏訪地域のジビエ振興について
https://www.pref.nagano.lg.jp/suwachi/suwachi-rimmu/yaseityouzyuu/gibier.html

※画像はパンフレットの巻頭から抜粋