欧州狩猟自然保護連盟(The European Federation for Hunting and Conservation。略称FACE)が、11月4日に「ヨーロッパジビエウィーク」の開催を宣言、各国に参加を呼びかけている。
FACEは、EU加盟27カ国を含む37カ国の狩猟協会で構成されており、700万人のハンターの利益を代表している。国際自然保護連合 (IUCN) の会員でもあり、EUの気候変動対策のためのファンド「LIFE プログラム」からも活動資金の提供を受けているなど、狩猟を通じた自然環境保護に力を入れている団体でもある。
ジビエウィークは、11月4日~11日までの期間に実施されるもので、ジビエにまつわるストーリー、インサイト、そしてレシピを共有し、ジビエについての認識を深めることを目的にしている。参加方法は簡単で、ハッシュタグ #GameMeatWeek を付けて、Insta、Facebook、LinkedIn、Xに投稿するだけ。#GMW、#SustainableFood のハッシュタグでもOKだ。
ジビエ肉を讃える:
ジビエ肉の多様性と美味しさを紹介し、ヨーロッパ全土におけるその豊かな風味、栄養価、文化的意義を強調します。持続可能性の促進:
持続可能な狩猟と狩猟肉の消費が、生物多様性、生態系の健全性、持続可能な食生活にどのように貢献するかについての認識を高めます。一般市民への教育:
狩猟が野生生物管理において果たす積極的な役割と、生息地と種を保護する保全活動を支援する上での狩猟肉の重要性に関する情報を提供します。文化の多様性を紹介:
伝統的なレシピと現代的なレシピを共有しながら、さまざまな国や文化でジビエ肉がどのように楽しまれているかを紹介します。狩猟肉週間は、シェフ、ハンター、自然保護活動家、食通を結びつけ、持続可能で健康的、倫理的な選択肢としての狩猟肉に対する理解と評価を広めることを目的としています。
イタリア狩猟連盟が参加を表明しているほか、イギリスでは「Great British Game Week」を同じ期間で開催している。主催は英国狩猟自然保護連盟(The British Association for Shooting and Conservation。略称BASC)。ジビエウィーク開催に合わせて、ディナーイベントや、狩猟イベントなどが開催される。狩猟農場の持続性を認証する団体「Aim to Sustain」(British Game Assurance)、ジビエ利用を促進する団体「Eat Wild」も、さまざまなイベントを開催している。


↑メディアキットから。鹿肉、イノシシ肉の効用、特性をアピールするあたり、状況は日本とそう変わらないんだなと思わせる。