幻の唐辛子とジビエのマッチアップ

岐阜県本巣市が、幻と呼ばれた特産の「徳山唐辛子」と、本巣ジビエを使ったスタンプラリーイベント「ジビれるグルメ祭」を開催中だ。期間は11月16日(土)~1月19日(日)。

本イベントは今年で7年目。地域の高校生、大学生とメニュー開発でコラボするのは3年目の取り組みとなる。

徳山唐辛子は、通常の1.6倍のカプサイシンを含む激辛唐辛子。徳山ダム建設のため立ち退きとなった徳山村で栽培されていた品種で、廃村とともに失われたと思われていたが、後に移り住んだ農家のひとりが細々と生産していたことが分かり、改めて特産品にするため地域をあげて生産に取り組み始めたというもの。

メニュー開発でコラボしたのは、岐阜県立岐阜農林高等学校、岐阜市立女子短期大学、東海学院大学。参加店舗からのリクエストを受けてレシピを考案し、最終的に9レシピが選考され店舗で商品化した。ジビれるグルメ祭の期間、提供されている。盛り付けやネーミングに学生らしいフレッシュなアイデアが溢れており、微笑ましい。もちろん徳山唐辛子とジビエの味を引き出した味のほうもお墨付きだ。

スタンプは店舗備え付けまたはサイトで公開している台紙を使って集める。抽選で集めたスタンプの数に応じたプレゼントが当たる。

地域特性を活かしていくのが今後のジビエ振興の方向のひとつ。学生とのコラボも秀逸な取り組みで、盛り上がりが期待できる。

本巣市 郷味辛辛ジビれるグルメスタンプラリー第7弾「ジビれるグルメ祭」
https://www.city.motosu.lg.jp/0000000312.html

特設サイト https://gibier.chuco.net/